2008/12/19

ぬかくどは優れものです。




シャロムヒュッテに行ったとき、オーナーの臼井さんから

籾殻でご飯が炊けることを教えてもらいました。

信州では多くの農家が利用していたようですが、

山梨では聞いたこともありませんでした。

第一竈さんが今でも販売しているようです。

インターネットで検索して、浦和の二木屋さんという和食のレストランでは、

今でもぬかくどでご飯を炊いて提供していると聞き、

臼井さん、山野さんと三人で出かけました。

部品点数21点の鋳物で出来ていて素晴らしいものでした。

製造は中止になっていますが、仙台の佐藤金物さんが

今でも販売していると聞いて早速一台注文しました。

このレストランは日本のしきたりを今でもしっかりと受け継ぎ、

これからも後世に伝えてゆきたいとされていて、

サービスも、食事の内容も、もちろんぬかくどで炊いたご飯も、

とてもとても美味しいものでした。

お近くの人でしたら、一度食べにゆく価値有り、満足されること請け合いです。

鼓腹亭のマクロビオテック料理にもこの竈で炊いたご飯をお出しする予定です。


期待していてください。

いのちの循環

羊は交尾後、150日で出産します。
今年5月7日には農場で4頭の羊が生まれました。

全部で8頭になり、夏の草がガンガン育つ時はちょうど良かったのですが、
冬に入り、草も伸びず彼らの旺盛な食欲は満足させれないため、
親4頭、オス羊1頭を屠らなくてはなりませんでした。

残酷だ、殺さないでと言われる人も何人かおりました。
しかし家畜は最後は自分たちの食糧にする、というのが人類が永年やってきたことですから、私はそれに従いました。

体重50~60キロの親からは30~40キロ近い肉がとれます。
地元のお届けできる範囲の五風十雨の会員さんたちにお配りしました。
とても美味しかったよとお礼を言われました。
皆さんに喜んでもらって羊たちも良かったのでしょうか。
でも飼っていた私は、とても食べることが出来ませんでした。

昨夜は孤児院の夕食に羊のステーキやトマト煮料理がだされることになりました。
私は三箇所の施設に行って、いのちの循環のこと、食前に「頂きます」は他のいのちをいただくこと、食後の「ご馳走様でした」はあなたのいのちをいただいて私も精一杯生かしてもらいますとの感謝の気持ちを表す言葉ですよとのこと、そして、私たちの体は多くのいのちの集合体だからとても貴いのですよと、老人のようなお話をしてきました。

今回、自分が決めたことで5頭の羊の命が亡くなりました。

改めて冥福を祈るとともに、生きるって何だろう、生かされるってなんだろう、
いのちの循環を考えました。

2008/12/05

猿がでています。


このところ余りみかけないな~と感じていましたが、いなくなってくれたわけではなくて、どこか他にいっていたんですね。農場の近くで20匹くらいの群れが日向ぼっこをしていました。

まだ作物が実っている時だったら、このやろう、とばかりに追いかけたり脅かしたりするところですが、取られて困る作物はなし。平穏な田舎の光景と、ほほえましい気持ちで撮りました。

こんな気持ちでいるととても良い、日本ののどかな田舎の風景だと思います。

2008/12/04

木の籾摺り機を使ってみました。


小淵沢の木工所にあった古い、手動の籾摺り機を手に入れました。

直径は50センチくらい、木の大きな臼くらいで、

重量は下部が40キロ、上部が15キロくらいでしょうか。

真っ黒に日焼けしていて、とても古いもののような感じです。

伊那谷からやってきたものです。

早速今日、試してみました。


石臼の要領で上部から籾をいれて、回すと出てきました。

胴体の部分から外れた籾殻と、玄米がポロポロト落ちてきます。

初回のダップ率は60%くらいでしょうか。

二度繰り返すとまあ、納得できる結果になります。

これでまた一つ、食糧の安全保障が確保されたようです。拍手、拍手です。

2008/11/22

第三回収穫感謝祭

11月2日、第三回目の収穫感謝祭を行いました。


当日は天気も良く、予想を大きく上回る147名の会員さん、

一般参加者で大賑わいでした。

餅つきや、木工教室、ソーラークッキング、SVO車の展示、

寄せ植え教室などは出来ましたが、個々の対応で忙しくなってしまい

予定していた多くのワークショップができなくて、少々残念なことになって

申し訳ありませんでした。

中でも都会の人が多いので、稲の脱穀作業、精米の過程の体験は

是非と思っていたので主催者としても残念です。

来年はスタッフを増やして、それぞれ担当を決め

もっと皆さんに楽しんでいただこうと考えております。

深まり行く秋の雄大なロケーション、KURI工房のアコースチックな音楽、

山羊や羊と戯れたり、隣同士会話も弾みました。

昼食は農場で採れたお米や野菜、など力のある食材でしたので

皆さん満足の言葉を口々に言われました。

大変有難いことです。


農場の中心になる、鼓腹亭も90%くらいの仕上がりで、

特に大黒柱の「おっことぬし」の巨大さには

皆さん度肝を抜かれたようでした。

秋の一日をゆったりと皆さん過ごされて充電も完了!!と

大満足でお帰りになってゆきました。

               むこうやんま

20nenn

2008/09/28

みんなで稲刈りをしました。


9月28日、日曜日。

秋の長雨から今日は暑くも寒くも無く、うす曇の稲刈り日和の天気の中、

甲府南ロータリークラブと立正光生園の園児たち約40人で稲刈り交流会をしました。

田んぼは長靴で入らないとグチャグチャでしたが、
みんなものともせずにドンドン入って鋸鎌で一株一株、
ザクザクと快い音を立てながら刈ってくれました。

2時間程度の作業でしたが5アールほどを刈ったあと、
近くの栗畑で触ると痛いイガを気にしながら、
丸々と太った栗をたくさん拾いました。

今夜は栗ご飯の家庭もあるかもね。


        むこうやんま

2008/09/25

獣害をどうしましょう。


荒れ果てた耕作放棄地を、牛や山羊が開墾してくれた山際の畑に高キビを蒔いて

9月20日ごろには収穫しようと思って、畑に行ったら

高さ2メートルにもたわわに実っていた穂が、全~~部なぎ倒されて、

期待していた収穫はゼロに終わりました。

猪は収穫の時期を確実に知っていて、
(おそらく時々は見回り、偵察に来て実り具合をチェックしているのでしょう)

見事に食べられてしまいました。

残念というか、見事と褒めるのか、

でも収穫しようと出かけたものがゼロはないぜ。の心境です。

高キビは猪は食べないだろうとの甘い期待は外れました。

来年からは人間の側が電気牧柵を張るなどの対応をしなければと、
猪に教えられました。

2008/09/14

うどんづくり


こんな麺類の製造機をどこかで見たことはありませんか。

農場では昨年11月初旬に小麦(春よこい)の種まき、
寒い中を順調に根を張ってくれて、6月末には収穫しました。

中々製粉をしてくれるところが見つからなかったですが、
韮崎市の山の上にある高野さんを探し出しお願いしました。

製粉料はキロ100円。
高いのか安いのかわかりません。

パンの材料として使えないかが主目的でしたが、
自分でも食べてみようと今日は日曜日、夕方から粉をこねくって
この製麺機のお世話になりながら
始めての体験に四苦八苦しながらやってみました。

何十年も前にはお袋がやっているのを見ていましたから、
曲がりなりにも何とかなりました。

面は細いものしかつくれませんが、甲州ほうとうもどきのものを
口にすることができました。
オーストラリアの大旱魃で小麦の輸入にも事欠いていることから、
小麦も自給自足しなくっちゃね、と挑戦しましたが何とかなりました。

でも煮ているうちにうどん粉が溶け出して
ほうとう全体が粘っこくなってしまいましたのは、材料の問題か、
調理方法にあるのか調べる必要がありそうです。

でも自前で小麦粉が自給できたことでまた一つ自信がわいてきました。

           むこうやんま

2008/08/18

睡蓮もお祝い


これは親馬鹿ちゃんりん、のことですが

天国に咲くという睡蓮がビオトープに咲きました。

新しい建物を祝福してくれるかのように感じます。

蓮は朝のうちに開花し、午後になると花びらを閉じて、

約3日間はしっかり咲いて突然花びらを落とします。

これからは如雨露のような形の蓮の実に変化してゆきます。

農場にも日日いろいろな変化があって楽しみです。

         むこうやんま

大黒柱です。


肝心の写真を載せ忘れました。
この存在感、圧倒されます。お近くにこられたら是非お立ち寄りください。
拝観料いただいておりませんから。 

        むこうやんま

エコハウスが棟上げしました。


3年前から、新月伐採して準備していたエコハウスが8月11日、棟上げしました。

熟練した職人さんたちが約三ヶ月かけて刻んできた、

個々の部品が次々とパズルのようにキッチリ合体してゆく様を見ているのは

とても楽しい時間でした。

それにしても木材の個々の太い細い、曲がっているの

凄く個性豊かな材をどのように計算したのでしょう。

完成図がしっかりイメージできていなければ、

とてもこんなキッチリの仕上がりになる芸当はできないだろうと思います。

年輪を重ねたベテランの職人(松浦さん)でなければの仕事だと

感動のしっぱなしです。

大黒柱は直径約1メートル、周囲約3メートル、

年齢120歳、長さ6メートル、乾燥重量1200キロ。

聞くところによると出雲大社の本殿の大黒柱と同じくらいの太さとか。

めちゃ存在感があるのも頷けます。


追々建築の様子をお伝えしてゆきます。

       むこうやんま

2008/08/08

国蝶、おおむらさき


農場には様々なお客様がやってきます。

不快な虫や、少々危険な蛇なんかもいますが、みんな仲間たちです。

田圃の生き物調査をしても、トンボだけでも17種類がいたり、

植物でも100種類以上が確認されています。

蝶も沢山いますが、国の蝶である「おおむらさき」も時々立ち寄ってくれて

この美しいビロードのような青い姿を見せてくれます。

蝉しぐれを聞きながら長に話しかける時間は、本当に至福と言えます。

ああ~~白州に来てよかったな~と感謝しています。

        むこうやんま

2008/07/22

エコハウスの刻み。


農場のエコハウスが着々と進行中です。

4月中旬から大泉町のアシストさんが木材の加工に入っていますが、

太い材を一本一本刻んで行くのですから、それは手間隙のかかること、

大変なことです。

3年前の冬場の新月期に伐った木を焼く半年、

葉をつけたまま(葉枯らし)山に放置して、水分や養分を飛ばしてから、

里に持ってきました。

この材は、地球の裏側や、赤道の向こうから遠い遠い距離を

二酸化炭素を沢山使って運んでくるのでなく、

地元の白州で伐ったものを使うのですから、まず地球の環境に

これほど優しい住宅はないでしょう。

日本ではウッドマイレージ、ゼロという住宅はめったにないことでしょう。

写真の畠中社長さんは、NPO国際新月協会の理事でもありますが、

勿論建築のことはプロですし、人生のことも教わっています。

この建物の中心は「おっことぬし」と呼んでいる大黒柱、

直径4メートルくらいはあるでしょうか。

それはそれは、とても見事な杉の木です。

職人さんたちがどの角度が一番個性を引き出せるか考えてくれています。

仕上がるのがとっても楽しみです。

          むこうやんま

2008/07/04

強力な草刈部隊。


自然に任せる農業をすると、何といっても草を取ることは、大きな仕事です。

農場では山羊たちを飼うことは開墾作業と位置づけてています。

山羊の鈴ちゃんは7月3日から大変伸びている土手の草刈のため、

生まれて始めて紐でつながれて毎日不自由な生活を強いられています。

今までは好きなところで好きなだけ食べて勝手、気ままでいられたのに、

不便な生活になってしまいました。

田舎の新聞で時々取り上げられていますが、

動物を草刈の重要な手段とすることが試みられているようです。

島根県では竹林に放して、たけのこを食べさせ過度な繁茂も避けているようです。

鳥取県?では県が一ヶ月2500円で貸し出している例もあるとかのようです。

五風十雨農場でもいずれは貸し出しもしようかな~~。

       むこうやんま

2008/07/01

お田植えが終わりました。


毎年5月下旬には終わっていたお田植えを、

今年は6月10日から22日までの約一ヶ月遅らせて終わりました。

白州町では5月中に終わるのが一般的です。

美味しいお米をつくりたい、のために稲の花が咲き

実が熟してゆく登熟の時期の夜の気温が下がる8月のお盆過ぎを狙っています。

登熟期にも夜間の気温が下がらないと味が中々美味くならない、

昔の人たちはそれを知っていたから、人間の都合でなく、

稲の都合に合わせて6月のお田植え、10月の稲刈りをしていたようです。

皆と違うことをするのですから冒険のような気もしますが、

エイャ~でしています。

昔なら早乙女さんが集まって横一線になって、手で植えていったのですが

私の農場では2条植えの田植え機を使います。

田んぼをくまなく歩きますので、足の感触で土の状態が確認できますが、

真っ直ぐに植えることが難しいのでどうしてもジグザグになってしまい、

上手にキッチリというわけにはいきません。

泥の感触はいいですが、一日中の作業を続けると、

夕食にビールを飲めばバタン、キュ~~とぐっすり眠れること請け合いです。

      むこうやんま

2008/06/15

虫たちの芸術


この曲線の模様は、ナスカの地上絵ではありません。

三年前から地元白州町で冬場の新月期に私たちが伐採し、

山で葉をつけたまま枯らせた新月伐採の材木を虫たちが食べた食痕です。

日本の通常の建物は赤道の向こう側の国から、

北米、シベリアのツンドラ地帯など、

たくさんの労力と二酸化炭素を使って運ばれてきますが、

この木材はウッドマイレージほぼゼロです。

地産地消の環境に優しいものです。

普通のログハウスではこの食痕は削り取られて見ることはありませんが、

五風十雨農場では虫たちが残した芸術作品をそのまま残しています。

建物が仕上がったらこの模様は柱か、梁かどこかで見られます。

楽しみに見に来てください。

      むこうやんま

2008/06/13

6月6日


6月6日、美味しい水づくりの第一人者、元信州大学の中本教授に

五風十雨農場に来ていただき、緩速ろ過についての青空講義と、

現地の調査をしていただきました。

農場ではエコハウスを建築中ですが、飲み水をどうするかは大きな検討課題です。

50メートルの深さの井戸を掘り、保健所の指導通りに

カルキも投入するということをメインとし、

サブシステムとして緩速ろ過を考えていました。

農場は山の中腹にありますので、斜面の途中から染み出してくる泉は

結構途絶えることなく、また小川も近くに流れています。

水道法では100人以下の利用者の場合は、

自己責任であれば法律は適用されないとのことです。

農場でお出しする水、料理も薬品の入った水は使いたくない、

生物が処理してくれる水は細菌もなくなっていて安心で、

安全、しかも生物がすべて処理したもののため、何の味も、においもしない、

まろやかなものになる、発がん性も心配なく

まさに理想的な水にできることが可能であると、先生はおっしゃいました。

井戸を掘ることは中止して、エコハウスの上流に沈殿池をつくり、

そこから3段の砂利などのろ過のバケツを通して飲料水にすることを決めました。

安全、安心で美味しい水を皆さんで飲んでいただけます。

処理過程も公開する心算です。

簡単だけど確実な生物処理の水が脚光を浴びることになるかも・・・・・。

     むこうやんま

2008/06/09

生き物は死ぬことも


おや、前に見たことのある写真。

そうですとても可愛いくて、愛情が溢れている私も好きな写真です。

この親の雪ちゃんは一昨年3月に長野県大鹿村で生まれ、

7月の飯田市の山羊市で購入してきたものです。

4月25日に無事2頭の赤ちゃんを出産しました。

でも5月末ぐらいから元気がなく、獣医さんに見てもらったら

心臓が弱っているとのことで、点滴をしたり薬を飲ませたりしていましたが、

6月7日夜中に亡くなりました。

生まれた子たちは、すでに生後40日くらいですから草を食べるようになっていて、

とりあえずお母さんの乳がなくても元気に跳ね回っています。

動物を飼育すると言うことはこんな悲しい別れも覚悟しなければならないことを、

改めて気づかせてくれました。

雪ちゃんの冥福を祈ります。    むこうやんま

2008/05/27

ピュアな「はちみつ」


5月初旬甲府近郊で満開、5日ごろ竜王から双葉で満開。
10日ごろには韮崎市役所近辺で満開だったものが、20日過ぎに五風十雨でも満開になってきました。

農場では蜜蜂3群を養蜂しています。
韮崎でアカシアを採蜜していましたが、23日に北杜市に移動しました。
完全にまざりっけなし、「何も加えず、何も引かず」どこかで聞いたような言葉ですが、100%ピュアな蜂蜜です。
             
●百花はちみつ   ・250グラム1500円
●アカシアはちみつ ・250グラム1800円

  好評発売中です。       むこうやんま

稲は順調に生育中です。


前回のブログに画像が載っていませんでした。   むこうやんま

稲の苗は順調に伸びています。

5月7日に播種したコシヒカリは、順調に生育中です。
自家採取の籾を冷たい川の水に約一ヶ月間つけて、
アブシジン酸を洗い流した期待の籾は、見事に発芽不良で大失敗。

直後の5月7日に鳥原の渡辺陽一さんから分けてもらった籾で再チャレンジ。
今回は見事に発芽も揃って、5月26日現在は、農場の田んぼでプール育苗をしています。

美味しいお米は6月にお田植えし、稲が開花、
登熟してゆく段階が夏の暑さのピークを過ぎて、夜の気温が下がってくるように
設定するのが良いと言われています。

私たちが小学校の頃は、お田植えの時期は大忙しですから、学校も「農繁休暇」ということで子供たちも田んぼに駆り出され、立派な労働力として機能していました。
その時期は6月10日~20日の間だったように記憶しています。

稲刈りは10月末~11月初旬。
農作業がすべて終わってホットしたところで、勤労感謝の日。
甲府近郊の農家はこぞって「えびす講」に出かけ買い物や、
大きなお祭りを楽しんだものです。

あの頃は農家の者は「働かされていやだな~」と、
非農家の者は遊んでいられて、それを羨ましく思ったものです。

それが、今では農業をしたくてしたくて、
毎朝目が覚めれば農業のことしか頭にないのですから。

身体に刷り込まれたものは貴重だし、素晴らしいことですね。  

        むこうやんま

2008/05/24

エコハウスも順調です。


一般の住宅は地球の裏側や、遠い海外からの木材を何千キロもかけて輸入し、
加工されていますが・・・。

ウッドマイレージが2キロくらいの白州の地元の杉、
ヒノキを冬場の新月期に私たちが伐採し、約半年葉をつけたまま山に放置した、
新月伐採木でつくる家が順調に進んでいます。

樹齢50~70年程度ですがかなりの大木です。
この木を加工しているのは大泉町の(有)アシストさんです。

木をどう料理するかはチーフビルダーの松浦さんの腕次第。
毎日5時30分くらいで作業は終了しているようですが、
それから一時間以上も木と対話をしながら、この部分はどう加工すると木が生かせれるのか、全体として木をどのように生かして本来の一番いい表情を引き出せるかなど問いかけを続けています。
木に対する愛情が深いのでしょう。
5月14日、甲府のつくし学級代表の藤本千恵子代表他の21名の主婦の皆さんが
農場のさつま芋の苗植えに来てくれました。

牧場の羊たちや、エコハウスの進行状況の見学もされました。
こんな柱は見たことが無い、この直線はチエーンソーだけでできるんですか、
この虫食い痕は芸術的ですねなどといいながら、
チエーンソー一つで加工してゆく工程を一般の住宅とは全然加工方法が違っているのを驚きながら見てゆかれました。

       むこうやんま

2008/05/20

お田植え交流会


三沢美雅さんからコシヒカリの苗をいただいて、
甲府南ロータリークラブと、立正光生園とのお田植え交流会が5月18日に開かれました。

天気は申し分なく、気温も丁度良く、温んだ水や泥の感触も気持ちよく、
お陰さまでとても順調に約1反歩の田んぼを約時間で植え終わりました。

でも慣れない子供たちが始めてする作業ですから、
植え方はバラバラ、高い低い、3~4本で良いのに20本も植えてあったり、
泥に差し込んでいないため苗が浮いてしまっていたり、
主催者の本音とすると、いやあ~~後始末がたいへんだな~~。

でも皆が喜んで嬉々として楽しんでいる姿を見るのはそれはそれで嬉しいのです。
子供たちの関心はお田植えだけでなく、カエルやおたまじゃくしを捕るのに夢中の子、クローバの白い花でお飾りを作るのに熱心な子、枝から吊り下げたロープでターザンごっこに興じる子供、様々でした。

ロータリアンたちも慣れない煮炊き、おにぎり作りをして、子供たちに喜んでもらおうと一生懸命になれない作業に精出しました。
みんなそれぞれに楽しんだ一日でした。

        むこうやんま

2008/05/10

稲作りの一歩


稲作りの一歩、5月4日に籾を土に下ろし発芽に失敗しました。
5月7日に渡辺陽一さんから芽出しをした籾をいただいて再度蒔きなおしをし、元気に一斉に芽を出しました。

取り敢えずやれやれと安堵。これからは温度管理、水遣りと少々こまめな手入れが必要です。この発芽で6月初旬のお田植えの苗は確保されました。

本当にやれやれ。百姓は失敗も成功もいつもあるけど、刺激的ですよ。

          むこうやんま

2008/05/08

出産ラッシュ



出産ラッシュ。
4月25日、5月1日に山羊がそれぞれ2頭出産。
メスの小山羊が3頭、オス山羊が1頭新たに仲間入りしました。

動物にとって大事な初乳を与えなければいけませんから、今のところ飲みたいのを我慢してまだ山羊乳は搾ってはいません。

早くあの草臭い独特の乳を飲みたいものです。

今年はメスが5頭体制になりますので、来年あたりからチーズの製造をかんがえてゆこうと思っています。

5月3日に毛刈り会があり、丸々と羊毛を蓄えた羊たちも出産ラッシュです。
5月7日にミーちゃんが2頭を出産しました。
後2頭も間近ですから、農場の飼っている動物は
一挙に山羊6頭、羊10頭という大家族になってきました。

子供たちはず~~と見ていても飽きないし、とても心が和やかになります。
機会があったらお出かけください。

       むこうやんま

2008/04/28

新しい命、続々誕生


連休に入ってきましたが、八重桜やハナミズキが満開、萌える新緑が見事です。
4月25日午後に山羊の雪ちゃんが2頭の小山羊を出産しました。
母子ともに健やかです。

羊もそうですが生れ落ちて10分くらいでもうヨチヨチですが立ち上がります。
野にいるものの防衛本能でしょうか。
お母さんのおっぱいは10日くらい前からドンドン大きくなってきていて、
出産に備えていました。
子供たちも盛んにお乳を飲んでいますが、時々は人間が横取りもしようと思っています。昔飲んだ草のにおいのする懐かしい味に出会えそうです。

       むこうやんま

2008/04/06

おたまじゃくしがいっぱい。


3月10日に冬水田んぼの水面で、山赤カエルの卵の塊を見つけました。

それも一つや二つではなく相当の数でした。
この広い山の斜面の中で、どうやってこの水面を見つけたのでしょうか。
蛙の本能は凄いと思いました。

この中山周辺では冬でも田んぼに水を張っているのは、五風十雨農場だけですから、
よくぞここを見つけ出してくれたと大感激です。

五風十雨では化学肥料も、農薬も使わず、自然を生かした農業をしていますから、
まつも虫、ゲンゴロウ、子負い虫などももう動き回っています。発見から約2週間、卵から孵って来ました。おたまじゃくしです。それも半端じゃない数です。まだ田んぼに分散してゆきませんから真っ黒に固まって泳いでいます。

田んぼ全体では何万匹になるのでしょうか。自然のすばらしさに見とれています。

     むこうやんま

2008/04/04

マイ記念日植林







暖かい春の柔らかな日差しに恵まれて
「マイ記念日植林」が20年3月23日(日)に、五風十雨で開かれました。

遠くは九州の佐賀県、福岡県から近くは地元の白州町スポーツ少年団25名を含め
山梨県内外から180人もの人が集まって行われました。

誰でもが誕生、結婚、家族とのこと、友人や親しい人との記念や、
こんなことを願う、こんなふうになりたいという祈念を籠めた植林です。
まずこんなに多くの人が集まることになったことに感謝します。

最新の科学に量子力学がありますが、「それぞれの良い思いは形になって現れる」と言われていますから、
みんなの心を籠めた桜、マロニエ、楓、こぶし、ゆりの木、山吹、あじさい、など600本の木々は立派な花を咲かせてくれて、3年もしたら凄い景観の山になっていることと今からワクワクしています。どうぞ折々に花を見に来てください。御自分の植えた木の生長を見守りに来て下さい。

①受付風景
②法光寺の瀧澤泰孝お上人さんの、地を鎮め天と繋がり、
 自然と木々の生長を見守る願いを籠めた読経
③穴井剛さんの植林前の注意点の説明 
④植林風景(6000㎡の山林を中山義昌さんからお借りしました)
⑤富士宮の木の花ファミリー楽団の心に響くコンサートのフィナーレ(背景は炭焼き小屋)

2008/03/09

腹八分目、教訓茶碗。


腹八分目。私のまだ若いころには親からも、他人からも良く聞いた言葉です。我唯足知と同じような言葉でしょうか?
欲望には限がありませんが、余りにも大きな欲望は控えたほうがいいよ、ほどほど、そのほうが幸せに近づくよとの教訓だと思います。
この茶碗は沖縄石垣市の新川焼(09808-2-6259)さんから分けていただいたものです。
七分目までなら水も漏れずに茶碗として使えますが、八分目以上をいれると一遍に全部の水が流れ出てしまいます。私のような欲張りにはいつも手元において、試し続けなければいけない必需品です。

2008/02/26

春は目の前。


2月23日(土)、24日(日)の二日間は風も寒さもとても厳しく厳寒期の感じでした。
24日は打って変わって風も無く穏やかな日和。懸案だった土手の芝焼きをしました。
夏に盛大に茂った草たちもすっかり枯れていますが、その下には春に一斉に芽を出す草たちが既に控えています。自然の巡りはいつも穏やかに巡ってくれています。

「野火焼けど尽きず 春風吹いて又生ず」

野火がどんなに激しく燃えても、草を焼き尽くすことはできない。
根さえしっかり張っていれば、春風とともにまた新しい命の芽を吹き出し、やがて緑の草原となる。

を目の前に見せてくれています。
お金の世界がアメリカのサブプライムで変調をきたし、食糧も穀物などの争奪戦が世界で始まり、安全保障が揺らいでいます。
私たちもしっかり根を張り、メインのシステムが壊れても次のシステムを用意しておきたいものです。
むこうやんま

2008/02/18

2月17日日曜日


2月17日日曜日。
安来未来と地球環境を考える会のお招きで、7時15分羽田発で出発しました。機長から米子空港が悪天候だったら伊丹空港に着陸もあるとも、雪の降る天候の時には機体に雷が落ちることもあるとのアナウンスもあって、一寸ヤバイなと感じました。米子に向けて下降中にいきなりピカリ、ドド~~ンという衝撃音。落雷です。あらかじめ落雷は良くあること、機体には問題がないと言われていましたので皆余りビックリもしなかったようですが、私にとっては初体験、良い経験ができました。写真のように羽田上空からは富士山も見えるほどの快晴、勿論雪も無し。でも着陸直前の米子の海岸線は少し雲の切れ間はありますが、どんよりと厚い雲がかかり、ボタン雪が降っています。日本は広いし、場所によってものすごい変化のある国であることを確認し、素晴らしい国に住めることを日帰りの旅で感じました。 むこうやんま

2008/02/17

植樹会のお知らせ


桃源郷の住人

年々里山は荒れてきています
誰も里山に関心すらもちません
耕す人が高齢化しています
後を継ぐ後継者もおりません
日本の里山に沢山生えている赤松が
ドンドン枯れています
そんな里山を花の咲き乱れる桃源郷にする為に
あなたの力が必要です

いろいろな「記念日」があるでしょう
また何かを願う「祈念日」もあるでしょう
あなたの植えた木々はあなたが見守り、あなたが育てるのです
そして何年も経ったとき、あなたの植えた木が春の、また秋の里山を綺麗に覆いつくしこの里山の風景を一変させているでしょう

花の時期にはあなたが植えたあなたの花を見に来てください
あなたも桃源郷の住人、中山の“花咲爺さん”をみんなで楽しみましょう

「花の中山プロジェクト」向山 邦史


(詳しくはこのお知らせをクリックして下さい)



申込書はこちらです。(クリックして下さい)

2008/02/09

またまた雪です。


あしたの朝が大変だ…。

2008/02/06

また雪です。


午後から雪になりました 
3日に降った雪の上にずんずん積もっています
あしたも雪だそうです
今年は雪が多いです

2008/02/03

節分の横手雪景色




あしたは立春だと言うのに、こんなんです。

2008/02/01

4巨頭会談?


五風十雨農場に、将来を動かしてゆく大物が集いました。
農場のモンゴルのゲルの前での写真、
(左から)
シキタ純さん。東京目黒のBEE GOOD CAFE 代表理事
古田偉佐美さん。通称、いさどん。富士宮の木の花ファミリー。
長野県安曇野のシャロムヒュッテの臼井健二さん。
五風十雨農場のひげじいちゃん、向山邦史。通称むこうやんま。

トトロの家で番頭さんの手作りのピクニックランチをいただきながら、
地球環境のこと、お金が重要とする社会がなりたたなくなった後の社会をどうするか、食糧危機への備えはなどそれぞれの今までの活動、これから目指すもの、特に木の花ファミリーのいさどんから47人もの大家族が一緒に暮らしている各論の話にそれぞれ経営者の三人にとっては衝撃的なとても参考になるお話が続きました。壊れつつある(壊れてしまった)この社会を変えてゆくインパクトのある会談でした。

むこうやんま

2008/01/29

雪が降っても


1月23日。温暖化だと言われても白州に雪が降りました。農場の標高700メートルのところで10センチくらいだったでしょうか。見納め(引きつった笑)の雪かも知れませんから写真も何枚か撮りました。モンゴルのNOMADが放牧しているのに触発された五風十雨農場の山羊、羊たちはやはり強いDNAを持っているようで、これくらいの雪なぞものともせず草を掘り出して食べていました。寒い寒いとコタツにもぐりこんでいるような軟な気持ちは、当然ながら全然持ち合わせていないようです。耐えること、いつも元気でいるには食べること、を実践中の彼女たちにはいつも励まされます。

2008/01/25

大評判の、やたらうまい ”きっぽし” 出来ました。


やわらかくて、自然な甘さ。
やたらうまい
手作り「きっぽし」をどうぞおわんなって。

ひとふくろ200グラム入りで、380円だけんどね。
まあ試しにいっかい食ってみろし。
うますぎて、ほっぺたが落っこちないように 気をつけて食えし。

2008/01/24

大寒すぎて。




白州 横手の冬景色。
冬野菜 心あたたまるランチ召し上がれ。