2008/07/22
エコハウスの刻み。
農場のエコハウスが着々と進行中です。
4月中旬から大泉町のアシストさんが木材の加工に入っていますが、
太い材を一本一本刻んで行くのですから、それは手間隙のかかること、
大変なことです。
3年前の冬場の新月期に伐った木を焼く半年、
葉をつけたまま(葉枯らし)山に放置して、水分や養分を飛ばしてから、
里に持ってきました。
この材は、地球の裏側や、赤道の向こうから遠い遠い距離を
二酸化炭素を沢山使って運んでくるのでなく、
地元の白州で伐ったものを使うのですから、まず地球の環境に
これほど優しい住宅はないでしょう。
日本ではウッドマイレージ、ゼロという住宅はめったにないことでしょう。
写真の畠中社長さんは、NPO国際新月協会の理事でもありますが、
勿論建築のことはプロですし、人生のことも教わっています。
この建物の中心は「おっことぬし」と呼んでいる大黒柱、
直径4メートルくらいはあるでしょうか。
それはそれは、とても見事な杉の木です。
職人さんたちがどの角度が一番個性を引き出せるか考えてくれています。
仕上がるのがとっても楽しみです。
むこうやんま
2008/07/04
強力な草刈部隊。
自然に任せる農業をすると、何といっても草を取ることは、大きな仕事です。
農場では山羊たちを飼うことは開墾作業と位置づけてています。
山羊の鈴ちゃんは7月3日から大変伸びている土手の草刈のため、
生まれて始めて紐でつながれて毎日不自由な生活を強いられています。
今までは好きなところで好きなだけ食べて勝手、気ままでいられたのに、
不便な生活になってしまいました。
田舎の新聞で時々取り上げられていますが、
動物を草刈の重要な手段とすることが試みられているようです。
島根県では竹林に放して、たけのこを食べさせ過度な繁茂も避けているようです。
鳥取県?では県が一ヶ月2500円で貸し出している例もあるとかのようです。
五風十雨農場でもいずれは貸し出しもしようかな~~。
むこうやんま
2008/07/01
お田植えが終わりました。
毎年5月下旬には終わっていたお田植えを、
今年は6月10日から22日までの約一ヶ月遅らせて終わりました。
白州町では5月中に終わるのが一般的です。
美味しいお米をつくりたい、のために稲の花が咲き
実が熟してゆく登熟の時期の夜の気温が下がる8月のお盆過ぎを狙っています。
登熟期にも夜間の気温が下がらないと味が中々美味くならない、
昔の人たちはそれを知っていたから、人間の都合でなく、
稲の都合に合わせて6月のお田植え、10月の稲刈りをしていたようです。
皆と違うことをするのですから冒険のような気もしますが、
エイャ~でしています。
昔なら早乙女さんが集まって横一線になって、手で植えていったのですが
私の農場では2条植えの田植え機を使います。
田んぼをくまなく歩きますので、足の感触で土の状態が確認できますが、
真っ直ぐに植えることが難しいのでどうしてもジグザグになってしまい、
上手にキッチリというわけにはいきません。
泥の感触はいいですが、一日中の作業を続けると、
夕食にビールを飲めばバタン、キュ~~とぐっすり眠れること請け合いです。
むこうやんま
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